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中国・遼寧MEDI社と独占ライセンス契約締結
 トランスジェニック がん診断薬開発へ

バイオベンチャーの潟gランスジェニック(熊本市中央区九品寺2丁目、福永健司社長)は4月24日、中国の遼寧MEDIバイオテクノロジー社と膵(すい)がんマーカーによるがん診断に関して独占ライセンス契約を締結した。
体外診断薬の研究開発・製造販売および臨床研究の事業を展開している遼寧MEDI社と共同で膵がんマーカー抗体を用いた体外診断薬の開発を進め、中国における膵がんマーカーによるがん診断薬の承認を目指すもの。この契約により、トランスジェニックは開発に必要な抗体および測定キットを遼寧MEDI社に有償提供するとともに、遼寧MEDI社から開発状況に応じたマイルストンフィーや販売金額に応じたロイヤリティーなどの対価を受けることになる。
両社は2010年11月にも尿サンプルにおけるがん診断に関する独占ライセンス契約を結び、製造販売承認申請に向け臨床試験を進めている。トランスジェニックは「診断薬メーカーとして急成長している遼寧MEDIとの連携をさらに強化し、同社の中国における診断薬開発を通して当社シーズの収益化を推進したい」としている。
 (佐藤奈)
週刊経済:2014年5月7日発行 No.1772

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