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天草大王のハラール対応型処理場建設
 天草大王生産販売組合 10月に着工

農事組合法人・天草大王生産販売組合(天草市本渡町本渡、船田憲二郎組合長)は、同地にハラール対応型の新工場を建設する。投資額は1億8千万円。10月に着工し、来年3月から稼働を始める予定。
ハラールとはイスラム法において合法であること、健康的、清潔、安全、高品質、高栄養価であることを示すもので、同組合ではそれに基づき県産地鶏天草大王を生産処理加工する。新工場は国内外輸出向けの処理・加工場として建設。場所は同市の蓮池養鶏場敷地内で、工場は鉄骨造り一部2階建て延べ床面積480u。今後は5年後をめどに、海外向けを中心に月間1万羽程度までハラール食材の出荷を増やす計画。また、従業員も新たに14〜15人の採用も予定している。
同組合では「和食が世界的に注目される中、国内外で天草大王の認知度を高め、販路拡大につなげていきたい」と話している。
同組合は2014年設立。食肉処理を手掛ける蓮池養鶏場を含む、天草地域の6つの養鶏場で構成。今年3月に国内流通向けのハラール認証を取得。同組合の生産能力は月産3500羽でそのうち500羽の天草大王を国内のハラール食材として出荷している。
天草大王とは熊本県農業研究センターが2001年に復元に成功した国内最大級の肉用鶏で、現在県内外に1月当たり3500羽を出荷している。 (横山)
週刊経済:2014年8月26日発行 No.1788

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