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5億円かけガラス製品製造工場を増設
 荒尾市の旭製作所 新たに隣接地9千uを取得

理化学用ガラス製品の製造販売の活ョ製作所(荒尾市高浜、池田靖之社長)は本社工場の増設工事を実施、8月下旬から稼働を開始する。
場所は県道荒尾長洲線沿い、清里小学校から800メートル北東側。工場が手狭になったことから床面積を広げ、生産能力の向上などを目的に効率的な生産体制を整えたもの。事務所、倉庫、実験室、組み立てスペース、従業員の休憩室がある既存の建物の東側に、鉄骨造り一部2階建て、建築面積1945u、延べ床面積2335uを増設。増設部分に事務所と、敷地内に分散していた工場を集約した。工場では約50人の技術者がほとんど手作業で、ガラスの製造から接合などを行い、理化学用ガラス製品やガラスプラントなどを製造する。増設によって生産能力は2割増を見込んでいる。
また、増設にあたり、敷地北側に隣接する土地8924uを取得。約100台収容できる駐車場、原料となる水素のタンク倉庫、緑地スペースを設けた。投資額は土地取得費、建設費、新規導入設備費などを含め約5億円。
同社は1950年4月設立。資本金は1億円。2014年3月期の売上高は約54億円。従業員は180人。販路は製薬、化学メーカー、大学の研究室など。営業拠点は国内に10カ所あり、主要製品であるガラス製超低温反応容器・装置は国内では、化学業界上位10社と製薬メーカー上位10社に採用実績がある。また、10年程前から海外の販路を拡大し、中国とインドに合弁会社が、アメリカとスイスに全額出資の現地法人があり、30カ国に納入実績がある。 (宮田)
週刊経済:2014年8月26日発行 No.1788

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