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横手4丁目に産後ケア専門の助産院開院
 助産師の甲斐由香さん 乳児虐待防止などが目的

助産師の甲斐由香さん(36歳)は7月8日、熊本市西区横手4丁目に産後ケア専門の助産院「由来助産院」を開院した。出産の介助をせず出産後のケアに特化した助産院は県内初。
育児不安を解消することで産後うつや乳児虐待の防止を目指し開院したもの。場所は肥後銀行横手支店西側。自宅に併設したもので、院内には、宿泊ができる洋室1部屋と和室1部屋、多目的室、沐浴槽、キッチン、浴室などを設けた。同院では、沐浴や乳房マッサージ、授乳アドバイス、赤ちゃんとの関わり方など育児技術全般のアドバイスのほか、カラーセラピーを使った心のケア、骨盤ケアなども行う。医療的なケアは提携する前田産婦人科で対応する。料金は「おっぱいケア」が初回は5千円、2回目以降は3千円、「産後ケア1泊2日」(3食、おやつ、乳房マッサージ付き)は2万5千円、「産後ケア日帰り」(昼食、おやつ、乳房マッサージ付き)は1万2千円。来年3月末までは開院記念特別価格として1泊2日コースは1万8千円、日帰りコースは8千円で提供する。
甲斐代表は1977(昭和52)年9月生まれの36歳。和水町出身。熊本医療技術短期大学助産学科卒業後、2006年4月山口県立衛生看護学院に入学し保健師の資格を取得。07年から福岡赤十字病院で助産師として3年間勤務。11年、朝日野総合病院助産師、13年、前田産婦人科医院助産師。慈恵病院で赤ちゃんを匿名で預かる「こうのとりのゆりかご」の相談業務を行う田尻由貴子相談役の娘。
甲斐代表は「私自身が出産した際、産後ケアの助産院の必要性をとても感じた。核家族や晩婚化などにより、育児をするお母さん方はとても大変。そのようなお母さんが安心して笑顔で育児できるようにアドバイスをしていきたい」と話している。 (加藤)
週刊経済:2014年9月2日発行 No.1789

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