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追尾型の太陽光発電システムを発売
 マルコ建設 発電量が1・5倍に

土木・舗装工事業の潟}ルコ建設(玉名市大浜町、山田浩之社長)はこのほど、追尾型の太陽光発電システムの販売を始めた。
同製品は太陽の動きに合わせ、方位と角度が自動制御される商品で、マルコ建設が製品の開発元である潟Gルム(鹿児島市)と熊本地区における販売代理店契約を結んだ。同製品の特徴は低圧連系で50キロワットを発電し、変化する気象条件に応じ自動制御する機能を有しており、強風や積雪対策をはじめ、全天からの散乱光を受光するため、曇天時の発電効率アップが可能。一般的な固定式の太陽光発電システムに比べ、発電量が約1・5倍という収益性の高い事業が展開できるという。導入コストは、1基あたり1800万円で初年度30基の受注、売上高5億円を見込む。
同社は今夏に玉名市大浜町の玉名市立有明中学校近くに同製品(2基)を初設置し、売電収益の一部(年間35万円)を同中学校PTAに20年間寄付する事業スキームを確立。寄付金は中学校全クラスへのエアコン設置費用に充てられたという。
山田社長は同事業スキームについて「夏休みにおける課外授業の出席率アップにつながっており、先生方から好評をいただいている。今後は有明中学校を皮切りに3年以内で、玉名市内の全中学校へエアコンが設置できる運動に広げたい」と話している。
マルコ建設は玉名市で建設骨材販売や運輸、教育、リサイクル事業などを展開する丸光グループの1社。1974年創業で87年設立。社員数は約20人。 (大島)
週刊経済:2014年9月23日発行 No.1792

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