新規事業で飲料水販売を開始
　肥後石油　年商７００万円を見込む

　ガソリンスタンド経営の肥後石油�梶i熊本市中央区八王寺町、小山浩一郎社長）は１０月２日、新規事業として飲料水「ＭＣＭのめぐみ」の販売を始めた。
　主力である石油製品卸販売の低迷が続く中、新たな収益の柱としてウォーター販売の立ち上げを進めてきたもので、商品の発売元であるエイチ・エス・アシスト�梶i東京都）と販売代理店契約を結んだ。同商品は、採水地である富士山や阿蘇の天然水に約１００種類の海洋ミネラルを凝縮した「ＭＣＭサプリメント」を溶かし込んだ。価格は一本あたり１２リットル入りで、１９５５円。ウォーターサーバーの無料レンタル付き。１０月１８日からは同社が県内に展開するガソリンスタンド全９店舗にもサーバーを設置しており、店舗の利用客を主な販売ターゲットに初年度は売上高７００万円を見込む。
　小山社長は「くせの無いまろやかな味が特徴のサプリメント商品。まずは各店舗へお越しの際にご賞味いただきたい」と話している。
同社は１９５８年創業で社員数は５５人。ガソリンスタンド９店舗ほか、車検や整備、保険、車販レンタカー事業を展開しており、２０１４年３月期の売上高は４３億円。 （大島）