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「シューラスク」が販売好調、生産量拡大へ
 川口屋 北熊SAで発売、銀座熊本館も取扱開始

 こんにゃく製造販売の巨口屋(熊本市南区島町、川口義行社長)は、焼菓子商品「KUMAMOTOシューラスク」の売れ行きが好調に推移していることから、本社工場の生産設備増強や人員増を実施、生産量を現在の約1・7倍に引き上げる。
 「シューラスク」は、シュー生地にバターや牛乳、砂糖を混ぜたものを塗って焼いた菓子製品。同社で製造販売する「KUMAMOTOシューラスク」(100グラム入り、540円)は、卵や小麦粉、米粉、牛乳など全体の62%に県産素材を使い、中身にアーモンドを加え商品化した。5月のゴールデンウィークから九州自動車道上り線の北熊本サービスエリア(SA)内で発売したところ、8月には月間3千個を売るなど販売が好調に推移したため、9月に本社工場の焼き釜を1台増やし、現在フル稼働で一日あたり180個を手作りで生産している。今後もさらに販売増が見込めることから、来年初頭には焼き釜をさらに1台増台する。人員も3人増やし生産体制を強化、日産180個を約1・7倍の300個強に引き上げる。
 同商品は、北熊本SAほか県内の一部スーパーで販売中。11月からは熊本県のアンテナショップ「銀座熊本館」(東京都)でも販売を開始した。初年度年商は1千万円を目指す。
 川口裕之専務は「当社の主力商品であるこんにゃくの生産が頭打ちの状態で、以前から『美味しい熊本の新しいお菓子』をコンセプトにした商品開発を進めてきた。お客さまからは、程よい甘さでアーモンドと生地を一緒に食べた食感が良いなどのお声をいただいている。今後は姉妹品として土産用の新商品開発も計画中で、県内の観光物産館などに販路を広げたい」と話している。川口屋は1964年創業で社員数は4人。(大島)

週刊経済:2014年12月2日発行 No.1802

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