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新会社を設立、農産物の通販サイトを立ち上げ
 城野印刷所 ブレンド米の販売を開始

 印刷業の鰹髢印刷所(上益城郡益城町、城野斉社長)は、農産物などの通販事業を展開する新会社潟Sビットを設立、4月から通販サイト「くまモノ市場」を開設し、県産米を中心に販売を開始した。
 新会社潟Sビットは昨年11月に設立。6次産業化支援事業、新商品開発などを目指し、農産物などの通販事業を展開する。社長は城野斉社長が兼務、従業員は城野印刷所から出向した4人でスタートした。インターネットの普及により広告媒体が多様化する中で、印刷業界を取り巻く経営環境が厳しくなってきており、新たな収益確保のため新規事業へ進出したもの。新会社では「生産者の想いを理解し、良い物を適正な価格で消費者に提供する」という理念の下に農産物や加工品の販売を行う。
 最初の取り組みとしては、百年以上の歴史を有する米問屋の御船共栄梶i上益城郡御船町)と共同開発したブレンド米「欒(まどか)シリーズ」の販売を4月から開始した。同商品は熊本県産ヒノヒカリを軸に、魚沼産コシヒカリなどとのこだわりのブレンドを実現した。また、農薬を使わない熊本県産米などの販売も行っている。価格は2合×5種類の「食べ比べセット」で1400円から。米のほか卵や野菜、佃煮など販売を予定している。ネット通販に加え、病院や旅館にも販路を広げる計画で、3年後には8000万円程度の売上高を見込んでいる。(安田)
週刊経済:2015年4月14日発行 No.1820

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