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山鹿市で農業法人設立、米やメロンを生産
 木村の木村社長ら カフェ開業で6次化推進

菓子製造販売業・竃リ村(熊本市南区流通団地)の木村光男社長らは5月1日、「農業生産法人鰍ォむらのあられ山鹿ファーム」を設立、山鹿市内で米やメロンの生産に乗り出す。
山鹿市の平山地区およびその周辺で農産物を生産・流通販売し、地域における6次産業化を推進するのが目的。木村社長ほか地元の農業従事者5人が共同出資した。本社は山鹿市平山に置く。資本金は6万円。同社では平山地区やその周辺で今年中に合計4ヘクタールの農地を2回に分けて取得し、米やメロンを中心に小麦、大豆、小豆を生産、平山温泉などを販売先に想定している。初年度出荷額は694万円を見込み、生産量の拡大に合わせ、地元雇用でスタッフを徐々に増やしていく。また、きむらのあられ山鹿ファームでは、今年中をめどに同地区内でカフェの開業も計画しており、同社で生産した農産物を原料にあめ菓子やスイーツといった軽食や飲み物を提供するという。カフェは平山地区にある古民家をリフォームして活用し、温泉の利用者を中心に集客を狙う。農地取得やカフェ開業を含めた総事業費は5千万円。
木村社長らは昨年10月にも同社で2011年から製造する「もち米」の生産拡大を目的として、「農業生産法人鰍ォむらのあられファーム」を設立。木村甲佐工場(甲佐町芝原)の隣接地で生産したもち米を米菓の原料に使っており、木村グループの重点戦略である米菓製造部門の拡大、さらには物流販売を付加した6次化を推進している。
木村社長は「山鹿市から打診をいただき、農業とカフェ経営を融合した地域における6次産業化モデルを確立したい。本事業が軌道に乗れば、新たに農地を取得し生産品目の拡大を目指す」と話している。(大島)
週刊経済:2015年5月19日発行 No.1824

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