会社に望むことは「働きやすい環境」がトップ
　熊本商工会議所　新入社員意識調査

熊本商工会議所（熊本市中央区横紺屋町）が実施した２０１５年度新入社員意識調査によると、会社に望むことは「働きやすい環境」が７４・０％で、４年連続でトップとなった。
この調査は同会議所主催の新入社員合同入社式・研修会の参加者および熊本市内企業の新入社員を対象に調査したもので、５２６人（男性２４１人、女性２４２人）が回答した。回答率は９９・１％。
会社に望むことの２番目は「十分な指導・教育」が４７・９％。男女別は「働きやすい環境」が男性６５・１％、女性８１・４％と１６・３ポイント差がつき、特に大学卒の女性は８４・０％と高かった。
「会社への不安」の設問では、「仕事への適応」が５１・９％でトップ。次いで「会社での人間関係」が４６・６％で昨年同様の順位だった。男女別は、「仕事への適応」で女性が１５・１ポイント、「会社での人間関係」でも２７・６ポイント高く差がついた。
「仕事のやる気を起こさせるもの」では、「職場の雰囲気の良さ・活気」が７７・４％、次いで「やりがいのある仕事」が５８・２％、「自分を理解してくれる上司」が３７・３％で、順位は７年連続。
「仕事とプライベートのどちらを重視するか」では、「どちらともいえない」が５６・８％とトップながらも、「仕事」が２４・１％、「プライベート」が１７・９％と６年連続で仕事が上回った。
「定年まで勤務するか」では、「勤務したい」が４６・８％、「わからない」が３７・３％と順位は昨年と変わらず。「ほかによい仕事があれば転職」が７・６％だった。

理想の上司は松岡修造

また、「理想の上司を有名人に例えると」の設問に対しては松岡修造（昨年８位）がトップで、以下天海祐希、イチローと続いた。男女別は男性が松岡修造、イチロー、上田晋也の順で、女性は天海祐希、堺雅人、篠原涼子の順。（米村）