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甲佐町に化石サンゴ使用のミネラル商品製造工場
 沖縄のコーラルインターナショナル

 沖縄県与那国島産の化石サンゴの粉末を使用した総合ミネラル商品製造販売のコーラルインターナショナル梶i沖縄県石垣市、大城綾子社長)は、甲佐町に新工場を建設する。2月16日、熊本県庁で甲佐町と立地協定を結んだ。
 同社は与那国島に所有する化石サンゴの鉱山内に製造工場を持つが、同地が海抜5mの立地にあることから、津波や台風などの災害発生リスクを回避し、陸路輸送の利便性や海外需要にも対応する狙いで、大城社長の生まれ故郷である甲佐町に新工場建設を決めた。場所は同町下横田で、民有地6120uを購入。総投資額3億円をかけ、鉄骨造り平屋建て、床面積1800uの新工場を建設する。着工は今年5月、操業開始は同10月を予定し、地元を中心に10人を新規採用する。新工場では農畜産用の肥料や飼料、ミネラル補給サプリメント、化粧品、浄化用ろ過材、水質浄化剤などを製造する。
同社は1977(昭和52)年5月設立。資本金は4500万円。従業員数は22人。2016年3月期の売上高は約3億6千万円。
 立地協定の調印式後に会見した大城社長は「与那国島産の化石サンゴは、カルシウムやマグネシウム、鉄など、人や動植物に必要なミネラルを含め70種類余りの高純度な海洋ミネラルをバランスよく保有している。また、多孔質構造のため、吸着力や体内での吸収性に優れているなどの特徴がある。熊本県内でも当社の土壌改良剤や肥料を使い、多種類のミネラルが土壌中の微生物の育成、有機物の分解を促進する効果などで、糖度が高い高付加価値の農産物を生産している実績もあり、新工場建設を機に、農業分野においてはさらに差別化した農産品を生産できるよう、サポートしていきたい。また、海外向けに需要が高いサプリメントについては、八代港からの輸出も視野に入れている」と語った。
_くまもと経済 業界NAVI_:2016年3月31日発行 No.418

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