世安町に定員９０人の保育園を建設
　鳳鳴会

　（社福）鳳鳴会（＝ほうめいかい 熊本市中央区世安町、理事長・出田節子（医）出田会理事長）は、同地に保育園を建設している。開園は４月１日の予定。
　場所はロッキー本山店北西側の熊本予備校跡地。敷地面積は２６８７�u。建物は鉄筋コンクリート造り２階建て、延べ床面積は１３６７�u。１階は０歳児から２歳児までの保育室が３部屋、事務室、調理室、医務室など、２階は３歳児から５歳児までの保育室が３部屋、遊戯ホール、一時保育室、屋内プールなどを設ける。保育室の壁は取り外し可能で、ワンフロアとして利用できる。園庭の広さは約５００�u。教育プログラムには、能楽、茶道など日本の伝統文化に接する機会を作ったり、英語や音感教育を取り入れるのが特徴。また「モンテッソーリ教育法」と呼ばれる様々な色や形をした教具を使い、五感を養うカリキュラムも順次導入していくという。職員は今村二重園長以下、保育士、看護師、栄養士など２８人。入園条件は生後３カ月以降の未就学児で、定員は９０人。開園時間は午前７時〜午後７時まで。駐車場は１０台収容。
　今村園長は「病院勤務の経験を持つ職員を配置し、園児の体調管理に努める。また、健康や快適性に配慮し、輻射（ふくしゃ）式のエアコンを採用するなど、目に見えない部分にもこだわった」と話している。
　（社福）鳳鳴会は、出田眼科病院や呉服町診療所を運営する（医）出田会の出田節子理事長が、昨年７月に社会貢献活動の一環として設立した。