１２月現在の就職内定率は８９・１％
　県内高校求人状況

　熊本労働局がまとめた２０１６年３月熊本県内高校卒業予定者の１２月末現在の就職内定率は８９・１％で、前年同月に比べて２・２ポイント上回った。県内希望者の内定率は８４・８％で同１・３ポイント増だった。１２月の有効求人倍率は１２・９倍で同２・８９ポイント増、県内求人も２・２９倍で同０・３８ポイント増だった。
　就職内定率は男子が９１・６％で同２・１ポイント増、女子が８５・５％で同２・６ポイント増だった。内定者数は３２６５人で同０・４％増、うち県内内定者数は１６８３人で同４・１％減少した。
　求職者数は３６６６人（男２１５０人、女１５１６人）で、前年同月に比べて２％減、そのうち県内希望者は１９８５人（男１００５人、女９８０人）で、同５・６％減少した。一方、求人数は４万７２９２人で同２６・３％増、うち県内求人は４５４３人で同１２・９％増加した。就職未内定者数は４０１人で同１８・３％減少している。
　熊本労働局職業安定課では｢求職者が減少する中で、求人数は県内外ともに大幅に増加しており、求人難が目立っている。県内内定者の業種別割合は製造業が３６・９％、医療・福祉が１５・３％、卸・小売が１１・７％と上位を占めている｣と話している。