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昨年平均は1・11倍で過去最高に
 12月県内求人倍率

 熊本労働局がまとめた熊本県内の12月の有効求人倍率(季節調整値)は1・15倍で、前月に比べて0・02ポイント低下した。1倍を超えたのは17カ月連続で先月に続き過去最長記録を更新した。全国平均は1・27倍、九州平均は1・09倍。正社員の有効求人倍率(原数値)も0・73倍(全国平均は0・85倍)で前月比0・06ポイント、前年同月比は0・1ポイント上回り、2010(平成22)年4月以来70カ月連続で改善した。2015年(1〜12月)の平均求人倍率は1・11倍で1963年の統計調査開始以来、最高だった1991年の1・04倍を大きく更新し過去最高の年となった。
 有効求人数は前月比2・1%減の3万4700人で2カ月連続の減少、有効求職者数は同0・3%増加の3万283人で2カ月連続の増加となった。新規求人数は前年同月比0・6%減の1万925人で13カ月ぶりの減少となった。うちパートを除く求人は6677人で同1・0%増、パート求人は4248人で同3・1%減少した。主要産業別では、宿泊・飲食、医療・福祉は増加したが、運輸・郵便、卸・小売、建設、製造、サービスは減少した。
一方、新規求職者は同3・6%減の4864人で2カ月ぶりの減少、うちパートを除く求職者は3417人で同3・0%減、パート求職者は1447人で同4・9%減少した。離職者は3・2%減の2982人で2カ月ぶりの減少。うち事業主都合離職者は同17・5%減の747人、自己都合離職者は同3・5%増の2079人で2カ月連続の増加となった。
 同局職業安定課では「昨年1年間は福祉や製造、飲食、小売などの求人増が倍率をあげてきた要因。正社員の求人倍率も高まるなど、雇用環境が改善する一方で、求人企業では人手不足感も顕著になってきている」と話している。
 安定所別の有効求人倍率順位(原数値)は、@菊池1・55A八代1・39B宇城1・38C水俣1・35D熊本1・29E阿蘇1・22F玉名1・06G球磨1・03H天草0・99I上益城0・94。九州・沖縄内の順位は、@福岡1・23A熊本1・15B宮崎1・11C大分1・10D佐賀1・02E長崎1・01F沖縄0・92F鹿児島0・92。
_くまもと経済 業界NAVI_:2016年3月31日発行 No.418

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