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荒尾産業団地にバイオマス発電所を建設
 有明グリーンエネルギー

 荒尾市内のリサイクル会社など3社が出資し設立した蒲L明グリーンエネルギー(荒尾市高浜、石崎信雄社長)は、同市水野の荒尾産業団地内に発電出力6250キロワットの木質バイオマス発電所を建設している。来年3月に完成し、同4月から稼働する予定。総事業費は34億円。7月9日に熊本県および荒尾市と立地協定を結んだ。
 水島綿津見神社南側にある荒尾産業団地内の敷地約2万2千uを取得し、事務所や研究室などの管理棟とタービン建屋、燃料貯留ヤードの3棟を建設する。同発電所では1日210トンの一般木質、未利用材、リサイクル材を燃料に発電し、PPS(特定規模電気事業者)や九州電力などに売電する予定。初年度は11億2千万円の売り上げを見込んでいる。発電所の稼働に伴い、18人を新規雇用する予定。同事業は、木質バイオマス利活用施設を導入する事業者などに対する支援「緑の産業再生プロジェクト促進事業」から無利子で12億5700万円の融資を受けている。
 同社は「循環型社会の構築に貢献する新たな事業として発電所を建設する。稼働後は発電による蒸気熱を活用し、農業も行っていきたい」と話している。
同社は産業廃棄物処理・収集運搬や建造物解体業などの叶ホ崎商店(荒尾市高浜、石崎信雄社長)とその関連会社でバイオマス燃料製造・販売の葛繽Bバイオテック(同、有働憲輔社長)、木材加工の松本木材梶i荒尾市大島、松本新一郎社長)の3社が2千万円ずつ出資し、今年1月に設立した。
_くまもと経済 業界NAVI_:2015年9月30日発行 No.412

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