宇城市と連携し結婚式プロジェクト
　松橋高校

　熊本県立松橋高等学校（宇城市松橋町、��橋広校長）は、宇城市と連携し同校生徒が結婚式の準備から当日の司会を手掛ける結婚式プロジェクトを２０１６年６月１２日に実施する。
　地域少子化対策の一環として今年初めて取り組むもの。同プロジェクトは生徒が結婚式および披露宴の案内状や席次表の作成、提供する料理の食材集め、世界文化遺産である三角西港での前撮り、司会、当日のサプライズ演出などを手掛けるもので、１人１万円の予算（ 会場、飲食、衣装代、出席者４０人以上）で行う予定。会場は、最初に協賛の意向を示した松橋ホワイトパレス。１０月に宇城市の広報誌で結婚式を挙げるカップルおよび同プロジェクトへの協賛企業を募集し、１２月にカップルを選定する予定。少子化の現状と課題、おもてなしの学習をしたのち、１６年２月から案内状の準備や食材集めなどを行う。
　同校は「実際に生徒が結婚式をプロデュースすることで、結婚や子どもを持つことへの意識を育み、少子化および晩婚化対策につなげたい。現在、協賛企業の募集中で、引出物や食材、写真館、生花、旅行業など、各方面の企業の賛同により、式や宴の盛り上がりや地域活性化と生徒の学習の機会が増えると考えている。より多くの企業にご協力いただきたい」と話している。