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経常収益は14・6%増の501億6900万円
 肥後銀行中間連結決算

肥後銀行(熊本市中央区練兵町、甲斐隆博頭取)の2015年4〜9月期の中間連結決算は、経常収益が前年同期比14・6%増の501億6900万円、経常利益は同25%増の144億1600万円、中間純利益も同26・2%増の95億5500万円で増収増益となった。経常利益と純利益は中間期としては過去最高を記録した。
主に株式売却益の増加や資金利益の増加により増収となったもの。本業のもうけを示すコア業務純益(単体) は、本店建て替えに伴う経費増などで6・6%減の74億5100万円。16年3月期の連結業績予想は、経常収益が915億円、経常利益は207億円、当期純利益は135億円に上方修正した。
甲斐頭取は、「銀行の収益構造は市場変動リスクを除き単年度で大きく変化することはない。長年の積み重ねが基本。第5次中期経営計画期間の5年間で、資産の健全性と収益性を確保する態勢ができたこと」を増収増益の理由に挙げた。依然低い水準で推移している資金利益を巡っては、「金利の低下をボリュームの増加でカバーし、何とかプラスを維持している構図にある」と状況を説明。前期比約30億円増と増収増益に寄与した株式売却益については、「政策投資(保有)株式の保有基準を年度計画策定時に見直し、価格変動リスクを減少させるオペレーションを実施した結果」とした。鹿児島銀行との経営統合に関しては、「立ち上がりは順調。(10月1日の九州フィナンシャルグループの)スタートに当たり、会社の基本的な枠組みとなる計画や規定、方針を取締役会で前向きに議論できた。短期的な目標がクリアになり順調に滑り出したと評価している」と述べた。
同行は、10月1日付で鹿児島銀行とともに共同持ち株会社葛繽Bフィナンシャルグループの連結子会社となり、今回が単独では最後の決算発表となる。
_くまもと経済 業界NAVI_:2015年12月30日発行 No.415

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