県内初のスクールソーシャルワーカー養成校に認定
 熊本学園大学

熊本学園大学（熊本市中央区大江２丁目、幸田亮一学長）は、１１月２０日付で（一社）日本社会福祉士養成校協会から、スクールソーシャルワーカー（ＳＳＷ）養成校の認定を受けた。県内で初の認定となった。
スクールソーシャルワーカーとは、小中学校等の教育現場や児童福祉分野の機関において多様な課題をかかえる児童・生徒を支援する専門職で、２００９年度に（一社）日本社会福祉士養成校協会の認定資格として設置。
同大学では今回の認定を受け、１６年４月から養成課程（定員２０人）を設け、社会福祉学科（第１部・第２部）、福祉環境学科を中心に社会福祉学部の全学科でスクールソーシャルワーカーの養成を開始する。スクールソーシャルワーカーは現在、全国に１４６６人が配置されているが、文部科学省は今後増員を推進していく方針を打ち出し、１９年までの５年間で１万人（全中学校区に１人）の配置を目標として段階的に整備していくという。
また、スクールソーシャルワーカーの基礎資格としては、社会福祉士または精神保健福祉士の資格が必要で、両資格の国家試験受験資格は同大学で取得することができる。