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米国のSUV人気でフル稼働、増収増益見込む
 アイシン九州

自動車部品製造のアイシン九州( 熊本市南区城南町、橋寛社長) が、フル稼働を続けている。取引先のトヨタ自動車九州梶i福岡県宮若市)の北米向け自動車生産が好調なためで、2016年3月期決算の売上高は前期比17・4%増の270億円となる見通し。
経常利益は7億5千万円程度となる見込みで、増収増益を予想している。トヨタ九州が14年から生産している高級車レクサス「NX」の販売が好調に推移しており、同社では予算台数を上回る生産を続けている。これを受けてアイシン九州でも増員による増産態勢で対応、フル稼働の状況だ。さらに米国のSUV(スポーツ用多目的車)人気で15年に生産を始めた新モデル「RX」は当初計画を上振れするなど、同社では例年以上の設備投資で対応している。
橋社長によると、16年は愛知県内の工場で生産している『新型プリウス』増産でトヨタ九州の人員をシフトするため、アイシン九州でも減産の見通しだが、「販売好調な『RX』を並産するカナダの工場が生産能力を超えるような事態になれば、当社の生産が増産に転じるケースもある」としている。 同社はパワーシートやサンルーフのほか、ドアチェック、ドアフレーム、半導体製造装置向け部品などを生産している。
_くまもと経済 業界NAVI_:2016年3月2日発行 No.417

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