全面建て替えが完了、４階建て新病棟オープン
 武蔵ヶ丘病院

（医）田中会（熊本市中央区新市街、田中英一理事長）は、同市北区楠７丁目で運営する武蔵ヶ丘病院（種子田岳史院長）の全面建て替え工事を１１月末で完了、１２月７日にオープンした。
旧病棟（５階建て、延べ床面積４８６０�u）の老朽化とリハビリを主体とした病院機能の強化を狙い、東側に鉄骨４階建て、延べ床面積８９００�uの新病棟を建設した。新病棟は１階に外来や健診センター、通所リハビリテーション事業所、２階に回復期リハビリテーション病床（６０床）、３階に一般病床（４５床）および地域包括ケア病床（４０床）、４階に管理部門や最大１６０席が入る研修ホール、オペ室を設置。また、田中会運営の田中耳鼻咽喉科（同市中央区新市街）から１２床を移動させ、全病床数は１４床増の１４５床とした。スタッフはパート含め約２９０人が在籍しているが、建て替に伴い看護師を若干増員した。また、２０１６年１月から現病棟の解体工事に着手し、跡地には１０２台が収容できる駐車場を整備。６月に完成する予定で、駐車台数は現在の約２倍になる。一連の工事の総事業費は２０億円を超える見込み。
田中会は田中耳鼻咽喉科と武蔵ヶ丘病院ほか、介護老人保健施設「おおつかの郷」（大津町陣内）、「大津陣内メディケアセンター」（同）を運営している。武蔵ヶ丘病院の診療科目は循環器科、呼吸器科、禁煙外来、心療内科、整形外科、耳鼻咽喉科、放射線科、リハビリテーション科。