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16年経済は「変わらない」が38・2%でトップ
 熊本商工会議所調べ

熊本商工会議所がまとめた県内の2016年経済予測アンケートによると、16年の経済予測は「変わらない」が前年比3・2ポイント増の38・2%でトップ、次いで「やや好転」が同1・9ポイント増の24・1%、「やや悪化」が同9・9ポイント減の14・7%だった。
同会議所の役員および議員、小規模企業の経営者392人を対象にアンケートを実施した。回答者数は319人。業種別では製造業、建設業、運輸・通信業、金融・保険業、サービス業が「変わらない」または「好転」を示し、卸売・小売業、飲食業が「変わらない」または「悪化」の回答が多かった。今後の景気回復時期については「わからない」が58%でトップ、次いで「16年下期から回復」が9・4%、「17年以降」が8・8%だった。「わからない」と答えた企業は3年連続で増加し、先行きの不透明感が続いている。
円市場の推移予測は「やや円安」が28・5%ともっとも多く、「やや円高」と「ほとんど変化はない」が21・9%と分かれる結果だった。
また、経営上の問題点としては「需要の停滞」が42・9%でトップ、次いで「原材料価格の上昇」が36・1%で昨年の1位と2位が入れ替わる結果となった。3位の「従業員の確保難」は32・9%で、前年比8・3ポイント増と大きく増加した。
経営で重視している点で割合が高かったのは「収益」が94・7%、「売上高」が90・3%、「人材育成」が78%、「マーケティング・販路開拓」が75・9%だった。
_くまもと経済 業界NAVI_:2016年3月2日発行 No.417

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