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本社とBDF製造工場を新港1丁目に新築移転
 自然と未来

バイオディーゼル燃料(以下、BDF)製造販売の自然と未来梶i星子文社長)は3月7日、本社とBDF製造工場を熊本市東区小山2丁目から同市西区新港1丁目に新築移転した。総投資額は2億2千万円。
同社は家庭や事業所から集めた廃食油を軽油やA重油の代替燃料となるBDFに精製し、販売している。旧工場が住宅地にあり、一部危険物を使用することから移転を検討していたもの。場所は熊本港北側。県有地を借り受け、経済産業省の「地域バイオディーゼル流通システム技術実証事業」の補助金(総投資額の半額)を受けて本社と新工場を建設した。新工場は敷地面積約1700u、鉄骨造り平屋建て、床面積458u。今回の移転に伴い、高純度のBDF精製が可能になる減圧蒸留器を新たに2基増強して4基体制になり、生産能力はこれまでの3倍となる75kl/月。JIS(日本工業規格)に準拠(じゅんきょ)した商業ベースのBDF製造施設としては国内最大規模となる。星子社長は「目標は当社の技術が何らかの形で東京五輪に参画すること。熊本から世界に地産地消エネルギーの輪を広げ、熊本の軽油は化石燃料でなく植物由来の燃料だと言ってもらえるようにしたい」と話している。
_くまもと経済 業界NAVI_:2016年4月28日発行 No.419

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