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1〜3月期の景況指数は2期連続の後退
 九州財務局

九州財務局が調べた2016年1〜3月期の県内企業の景気判断指数(BSI)は、全産業で前期(15年10〜12月期)比3・3ポイント減のプラス0・6となり、2期連続で後退した。業種別では製造業が同4・7ポイント減のプラス2・4と大幅に減少、非製造業も同2・7ポイント減の0・0で、いずれも前期より悪化した。先行きについては、16年4〜6月期は全産業で0・6で横ばい。
同7月〜9月期はプラス3・2で「上昇」超で推移する見通しとなっている。調査対象は県内の資本金1千万円以上の法人で、回答は154社。景気判断指数(BSI)は、景況を「上昇」などと回答した企業の構成比から、「下降」などと回答した企業の構成比を差し引いたもの。景況のほか15年度通期の売上高、経常利益、設備投資見通し、従業員数の状況についても調査した。
15年度通期の売上高は、全産業で5・9%の増収を見込んでいる。内訳は製造業が7・3%、非製造業では3・1%の増収見込みとなっている。経常利益は全産業で13・7%の減益見込みで、製造業が13・7%、非製造業は13・8%の減益を見込んでいる。設備投資については、15年通期は全産業で161・4%の増加見込み。製造業では情報通信機械製造業などが増加する見込みで、全体では201・4%の増加を見込んでいる。非製造業は金融業、保険業などが増加見込みとなっている。また、従業員数については3月末時点で前期(15年12月末)に比べ、製造業で「不足気味」超幅が縮小、非製造業は「不足気味」超幅が拡大。先行きとしては「不足気味」超で推移する見通しとなっている。
_くまもと経済 業界NAVI_:2016年4月28日発行 No.419

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