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震災影響などで事業主都合離職者が65%増加・・・・5月県内求人倍率

 熊本県内の5月の有効求人倍率(季節調整値)は、1・30倍で前月に比べて0・03ポイント上昇し、4カ月連続で過去最高を更新した。1倍を超えたのは23カ月(1年11カ月)連続。全国平均は1・36倍、九州平均は1・18倍。正社員の有効求人倍率(原数値)は0・69倍(全国平均は0・87倍)で前月比0・01ポイント増、前年同月比は0・13ポイント上回り、2010(平成22)年4月以来74カ月(6年2カ月)連続で改善した。熊本労働局まとめ。
 有効求人数は前月比6・1%増の3万6786人で2カ月ぶりの増加、有効求職者数は同3・9%増の2万8256人で3カ月ぶりの増加となった。新規求人数は前年同月比18・5%増の1万3572人で2カ月ぶりの増加となった。うちパートを除く求人は8481人で同24・5%増、パート求人は5091人で同9・8%増加した。主要産業別では、建設、宿泊・飲食、医療・福祉、サービス、運輸・郵便、卸・小売は増加したが、製造は減少した。
 一方、新規求職者は同16・4%増の8213人で6カ月ぶりの増加、うちパートを除く求職者は5383人で同14・8%増、パート求職者は2830人で同19・6%増加した。離職者は25・9%増の5853人で6カ月ぶりの増加。うち事業主都合離職者は同65・1%増の2042人で6カ月ぶりの増加、自己都合離職者は同10・1%増の3489人で3カ月ぶりの増加となった。
安定所別の有効求人倍率順位(原数値)は、@宇城1・28A熊本1・24B菊池1・22C八代1・14D水俣1・05E球磨1・01F阿蘇0・97F玉名0・97H上益城0・95I天草0・78。九州・沖縄内の順位は、@熊本1・30A福岡1・30B宮崎1・23C大分1・13D大長崎1・12E佐賀1・11F鹿児島1・00F沖縄0・98。
 同局職業安定課では「5月は震災の影響で事業主都合離職者が大幅に増え、新規求職者の34・9%を占めた。一方で、新規求人も製造業を除く全業種が増加し求人倍率は前月に続き過去最高を更新した」と話している。
_くまもと経済 業界NAVI_:2016年8月30日発行 No.423

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