１・３３倍で２月から連続過去最高更新・・・・７月県内求人倍率

　熊本県内の７月の有効求人倍率( 季節調整値) は、１・３３倍で前月を０・０３ポイント上回り２月の１・１８倍からほぼ毎月連続で過去最高を更新した。１倍を超えたのは２５カ月( ２年１カ月) 連続。全国平均は１・３７倍、九州平均は１・２２倍。正社員の有効求人倍率( 原数値) は０・７６倍（全国平均は０・８８倍）で前月より０・０４ポイント増、前年同月比では０・１６ポイント上回り、２０１０( 平成２２) 年４月以来７６カ月( ６年４カ月) 連続で改善した。熊本労働局まとめ。
　有効求人数は前月比３・６％増の３万９４０６人で３カ月連続の増加、有効求職者数は同１・９％増の２万９７３３人で３カ月連続の増加となった。新規求人数は前年同月比３・９％増の１万２８８７人で３カ月連続の増加となった。うちパートを除く求人は８０９５人で同８・４％増、パート求人は４７９２人で同２・８％減少した。主要産業別では、建設、サービス、卸・小売、運輸・郵便は増加したが、製造、宿泊・飲食、医療・福祉は減少した。
　一方、新規求職者は同１３・１％減の６２７２人で３カ月ぶりの減少。うちパートを除く求職者は４３１５人で同１７・０％減、パート求職者は１９５７人で同３・１％減少した。離職者は４・０％減の４１３９人で３カ月ぶりの減少。うち事業主都合離職者は同１３・０％増の１２２８人で３カ月連続の増加、自己都合離職者は同９・７％減の２７１６人で２カ月連続の減少となった。
　安定所別の有効求人倍率順位( 原数値) は、�@宇城１・３６�A熊本１・３５�B菊池１・３１�C玉名１・１４�D八代１・０１�D水俣１・０１�F上益城０・９９�G球磨０・９５�G阿蘇０・９５�I天草０・７４。九州・沖縄内の順位は、�@熊本１・３３�A福岡１・３２�B宮崎１・２６�C大分１・２３�D長崎１・１６�E佐賀１・１３�F沖縄１・０４�G鹿児島１・０３。
　同局職業安定課では「７月は新規求職者が３カ月ぶりに減少し、震災の影響に落ち着きが見られた。新規求人数は製造業が減少したものの、サービス業に含まれる製造派遣は９０％（３４９人）増加しており、製造業全体の需要は依然として堅調｣と話している。