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輸出は小幅減、輸入は大幅減・・・・2016年の貿易概況

 八代税関支署がまとめた同管内( 八代港、熊本港、三角港、水俣港、熊本空港)の2016年の貿易概況は、輸出が前年比9・9%減の303億7100万円、輸入は同22・7%減の823億9100万円だった。
 輸出は、構成比が約2割の金属鉱およびくずが前年比16・3%増加したが、ゴム製品が同38・2%減、鉄鋼が同52・7%減少したことで、全体で小幅減だった。輸入では有機化合物が同19・1%増、合成樹脂が同3・5倍増となったが、構成比約27%の石炭が前年比36%減、アルミニウムおよび銅合金が同34・7%減などの要因で、全体としては大幅に減少した。
 国別では輸出の上位3カ国は中国(構成比24・6%)、韓国(同18・0%)、アメリカ(同15・5%)。輸入はオーストラリア(同24・2%)、中国(同16・6%)、ブラジル(同13・4%)だった。

12月は輸出が大幅増

 また、昨年12月の輸出は前年同月比20・8%増の31億8600万円、輸入は同12・5%減の75億4900万円だった。
 輸出は、ゴム製品が同62・3%減少するなどしたが、構成比約27%の金属鉱およびくずが前年同月比から3倍に増加し、次いで構成比の大きい電気機器も同28・5%増加したことで、全体的に大幅増だった。輸入は昨年同月に貿易実績のないウッドチップの約11億円分が増加するなどしたが、アルミニウムおよび同合金が同75・9%減、構成比約28%の石炭が前年同月比30・4%減で、全体で2けた台の減少だった。
 国別では輸出の上位3カ国は中国(構成比33・5%)、韓国(同16・8%)、アメリカ(同9・3%)。輸入はオーストラリア(同31・3%)、ブラジル(同16・6%)、中国(同16・5%)だった。
_くまもと経済 業界NAVI_:2017年3月30日発行 No.430

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