ＭＡＣとエル・シー・フードに計３億５千万円投資・・・・九州ＦＧ出資の復興ファンド

　九州フィナンシャルグループの肥後銀行（甲斐隆博頭取）と鹿児島銀行（上村基宏頭取）が日本政策投資銀行などと共同出資で設立した「くまもと復興応援ファンド」は２月２日、自動車用品販売の�鰍lＡＣ（熊本市中央区本山町、緒方公一社長）と、飲食店経営の�潟Gル・シー・フード（同市東区榎町、内田良二社長）に合計３億５千万円投資すると発表した。
　熊本、宮崎両県で自動車用品販売や車検サービスの「イエローハット」をフランチャイジーで展開するＭＡＣへの投資額は２億円。投資形態は資本性ローンで、同社では被災店舗の復旧費用などに充てる。熊本県内に居酒屋「花華」を１２店舗展開するエル・シー・フードへの投資額は１億５千万円。投資形態は期日一括融資で同社では運転資金などに充てる。
　同ファンド（熊本復興応援投資事業有限責任組合）は、肥後銀行、鹿児島銀行、日本政策投資銀行、肥銀キャピタル、ＨＳＫ＆Ｄパートナーズの共同出資で、熊本地震で被災した企業の復旧・復興を目的に昨年７月設立。ファンド総額は１００億円で運用期間１０年。