ＪＣＩ（国際的病院評価機構）認証を更新・・・・済生会熊本病院

　済生会熊本病院（熊本市南区近見５丁目）は２月１８日、米国の医療機関を対象とした第三者医療機能評価機構の国際部門であるＪＣＩ（Joint CommissionInternational、本部・シカゴ）の認証を更新した。
　審査にはＪＣＩの専門審査官チーム３人が来日、２月１３日から１７日までの５日間、病院幹部メンバーの面接、病院の各種方針を記した文書・規定の確認、院内を巡り設備や医療機器類、患者カルテなどのチェック、スタッフや患者への質問などを実施。１１００を超える審査項目中、「未達成項目０件、一部達成項目１１件」と高い評価を受けた。
　審査チームリーダーのロバート・クリスマス氏は、「病院幹部、職員一人ひとりから品質改善、患者安全向上にかける決意が感じられた。これは世界中のＪＣＩ認証病院と比較しても非常にすばらしい強み」とコメントした。
　認証は３年更新。ＪＣＩは医療の質と患者安全の継続的な改善を目的に、世界９０カ国以上で審査を実施している。同病院は２０１３年１１月に初回認証を取得している。ＪＣＩ基準を満たし認定される病院は、世界の病院の上位２％程度といわれている。