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漱石生誕150年記念特別講演会を実施・・・・熊本大学

 熊本大学(熊本市中央区黒髪、原田信志学長)は5月13日、放送大学熊本学習センターで漱石生誕150年を記念する特別講演会を開いた。
 同大五高記念館の主催。当日は前五高記念館長の伊藤重剛工学部名誉教授が「漱石が見た明治の熊本」と題して講演したほか、夏目漱石研究家の村田由美同客員准教授が五高教師時代の漱石の実像について解説した。伊藤氏は並外れた記憶力と筆力で熊本の町並みと人々の暮らしを描いた日本画家・甲斐青萍(かいせいひょう)(1882〜1974)が残した「熊本城下町町並図屏風」、「熊本明治町並図屏風」(同市中央区の文林堂所有)の絵などを題材に漱石が最初に住まいを構えた「光琳寺の家」周辺一帯の明治期の町並みなどについて説明。出席者は現在の街区との違いなどに興味深げだった。
 また同大永青文庫研究センターは同日、学内共同教育研究施設としての機能強化を記念する講演会を行った。当日は稲葉継陽センター長と今村直樹准教授が同センターの成果と課題や所蔵の藩政史料の魅力などについて語った。
 

熊本地震河川災害調査団の報告会を実施

 熊本大学(熊本市中央区黒髪、原田信志学長)は5月18日、同大土木学会水工学委員会などで構成する熊本地震河川災害調査団の調査結果報告シンポジウムを実施した。
 同調査団は熊本地震が白川・緑川水系の安全度に与えた影響を明らかにするため編成したもので、地震によって発生した堤防の破壊や斜面崩壊による土砂の河川への流入など大規模な水害・土砂災害が発生する可能性のある現象を中心に調査。また直下型地震による河川災害や土砂災害の対策へ向けた提言を行った。当日は大本照憲工学部教授のほか、九州大、東京理科大、京都大、熊本県立大、名古屋大の調査団メンバーが各分野の調査結果を報告。また「地震と豪雨の複合災害を最小化するために必要なこと」をテーマにパネルディスカッションがあった。
_くまもと経済 業界NAVI_:2017年6月29日発行 No.433

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