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本社の木材保管倉庫を建て替え・・・・肥後木材

 木材市場経営、プレカット事業の肥後木材梶i熊本市東区平山町、佐藤圭一郎社長)は、本社敷地内の木材保管倉庫を建て替え、10月末から稼働を始めた。
 自社工場でプレカットする木材を保管する倉庫が熊本地震で被災し、また木材流通量の増加に合わせ、建て替えた。倉庫は木造平屋建てで、建築面積は以前の約3倍の1千uになる。倉庫の建設には鰍`TA(富山県)が開発した「ATAハイブリッド構法」を活用。同構法は一般流通材を使い、最大33メートルのスパン(柱のない空間の幅)を確保できる点が特徴で、一般流通材で一定のスパンを確保できるため、鉄骨と同等のコスト設定ができるという。同構法による施工実績は全国各地に20棟あり、九州では3棟目、県内では初。
 佐藤社長は「ATA構法の活用で、鉄骨が一般的だった店舗や校舎、工場、倉庫など幅広い分野が木造建築で可能になり、木材流通を主業務とする当社の自社倉庫が、熊本県産材を活用した木材利用促進の県内におけるモデルケースになればと考えている。長期的に見て住宅需要が低下していくと予想される中、今後も店舗や工場など非住宅の木造、木質化に力を入れていきたい」と話している。
 肥後木材は1958(昭和33)年創業、社員数は88人。今年1月には木材市場経営の兜汢ェ県新小倉木材市場(北九州市小倉北区)の発行済み株式を100%取得し、完全子会社化した。2017年3月期の売上高は肥後木材単体で55億円。
_くまもと経済 業界NAVI_:2017年11月30日発行 No.438

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