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水稲新品種「くまさんの輝き」のロゴなどを発表・・・・JA熊本中央会など

 JA熊本中央会、JA熊本経済連などのJAグループと熊本県農林水産部などは10月4日、熊本市中央区水道町のメルパルク熊本で、熊本県が育成した水稲新品種「くまさんの輝き」のロゴマークと、統一米袋デザインの披露会を開催した。
 農林中央金庫の助成事業「農業所得増大・地域活性化応援プログラム」の支援を受け、「くまさんの輝き」販売プロジェクトとして実施。ロゴマークと統一米袋は、県ブランドの「くまもとの赤」を基調としたインパクトのあるデザインで、輝きを表す88個(米作りは88の手間がかかることにちなんで)の白い星で構成している。その中の大きな星11個は、それぞれ熊本県の11地域を表しているという。
 2018年の本格デビューに向け、今年度からPR活動を展開する。「くまさんの輝き」は熊本県農業研究センターが15年の歳月をかけて開発、名称は公募で熊本県で生まれた輝きのある美しい米≠表現することを条件に昨年決定した。品種の特長は、@粘りと炊き上がりのツヤが良好な極良食味A高温登熟性(耐暑性)に優れB一等米比率が高いことが挙げられるほか、C丈が低く、倒伏しにくいD穂数が多く、収量性が高い(ヒノヒカリ比107%)という。
 JA熊本中央会などは、県産米のリーディング品種として位置づけ、「くまさんの輝き」推奨ガイドラインを指針として、生産および販売の方針を定める。また、「熊本県推奨うまい米基準」に基づく生産、統一米袋での販売を実施する。試験栽培した2017年産は180トン程度の数量を、5s袋で12月から販売している。2023年産は、山麓半平たん地で2000ha〜3000haでの作付目標を立てている。
 JA熊本中央会の小崎憲一会長は「米を取り巻く情勢は、2018年産から国による生産調整の廃止や米の直接支払い交付金の廃止が、米農家の経営に打撃を与えかねない問題となっている。JAグループとしても米の需給安定や農家の所得確保に向けた取り組みを進めている中、行政、流通業者、農業団体の連携によるプロジェクトを立ち上げた。今後、県産米のリーディング品種としてくまさんの輝き≠フ認知度向上とイメージアップを図り、農家の所得増大と熊本県農業の振興に取り組み、県民に愛され欠かすことができない米として育てていきたい」とあいさつした。
_くまもと経済 業界NAVI_:2017年12月28日発行 No.439

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