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農業発展へ包括的パートナーシップ協定締結・・・・県農業法人協会と農林中金

 熊本県農業法人協会( 事務局・熊本県庁内、香山勇一会長)と農林中央金庫熊本支店(熊本市中央区南千反畑町、大熊勇支店長)は10月31日、JA熊本県会館(同町)で熊本県農業の発展と地域振興に寄与することを目的に、「包括的パートナーシップ協定」を締結した。
 九州・沖縄地区では初めての取り組みで、全国でも4例目。熊本県は全国有数の農業県で、農業産出額も増加傾向にあるが、一方で、生産者の高齢化や後継者不足、耕作放棄地拡大などの課題を抱えている。こうした中、農業法人に対しては、食の安全・安心に対する消費者の多様なニーズに応えるとともに、熊本県農業の発展のための主要な担い手としての役割発揮に期待が寄せられている。法人協会と農林中金(JAバンク熊本)は、協定締結を契機に、より一層連携し、相互のノウハウを最大限に活用しながら、農業法人へのサポートに取り組み、農業の発展、地域振興を図る。
 協定の主な内容は、両者間の各種情報提供や農林中金熊本支店におけるセミナー・商談会への招致活動、金融コンサルティング機能の発揮を通じた人材育成、販路開拓、経営管理強化など農業法人の経営発展への取り組み強化など。
 熊本県農業法人協会は平成10年3月の設立。農業および農業法人に関する調査研究、情報の収集・提供、異業種・消費者との交流、交換会、イベントの開催、また人材育成、研修、就業条件の改善などを行っている。会員数は熊本県内の農業経営を営む法人のうち106社。役員は会長が香山勇一牛℃R会長(益城町)、副会長が前田佳良子セブンフーズ且ミ長(菊池市)、蘇鉄国光拒h鉄園芸(玉名市)、高木淳鰍スかき社長(八代市)の3人、専務理事に宮川将人給{川洋蘭専務(宇城市)が就いている。
 農林中金は東京都に本部を置き、J A バンク、JAマリンバンクなどのグループの全国機関で、農林水産業と食と地域の暮らしを支えるため「食農ビジネス」を展開するとともに、農業者・農業法人に対する支援活動も行っている。
 協定締結式に参加した香山会長は「これまでも農林中金には多大な支援をしてもらってきた。今回の協定締結で、熊本県の農業界や協会会員の法人が事業を遂行するために、より一層安心できると思う」とあいさつ。
 農林中金の大熊支店長は「協会とはこれまでも連携させてもらってきたが、協定締結で将来にわたって充実した取り組みができると考えている。熊本県では地震からの復旧・復興が進んでいるが、熊本県の農業発展、地域振興のためには農業法人の育成発展が欠かせない」と述べた。
_くまもと経済 業界NAVI_:2017年12月28日発行 No.439

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