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6900万円かけ甲佐町に古民家ホテル・・・・Drawingとパレット

 古民家再生による地域活性化支援の灰rawing(甲佐町、米原賢一社長)と甲佐町の地域づくりを目的とした(一社)パレット(同町、大滝祐輔代表理事)は11月14日、同町岩下に古民家ホテルをオープンした。総投資額は6900万円。
 名称は「NIPPONIA 甲佐 疎水の郷」。場所は甲佐町役場北西側。築130年の木造2階建ての古民家を改修し、土瓦や柱、梁(はり)、土壁などを補修して活用した。客室は主屋に2室、離れに1室で、広さは53〜77u。トイレ、浴室が付いたメゾネットタイプで、定員は各室大人3人(家族連れの場合は大人2人と子ども2人)。「地域とゆるやかにつながる縁側」がコンセプトで、パン店を併設し、水路沿いに配置した縁側を地域交流の場として開放する。宿泊料は1泊朝食付き・2人1室利用の通常料金が4万3千円。朝食はアユの一夜干しやニラ入り卵焼きなど甲佐町の特産品を、提携している寿司店が調理し客室で提供する。
 また、地域回遊性と地域住民との交流を目的に宿泊者だけが使える地域パスを発行し、提携店舗では宿泊者にホテルの費用負担でコーヒーや菓子を提供する。スタッフは9人で、駐車場は7台収容。客室稼働率は初年度で3割が目標。11月13日には内覧会とレセプションを開き、奥名克美甲佐町長ら約50人が出席した。
 米原社長は「農業体験や緑川でのアクティビティを用意し、地域パスを発行することで、ホテルを拠点として商店街や甲佐町全体へ分散型の滞在につなげたい。甲佐町の1日住人になったつもりで地域とゆるやかにつながってほしい」と話している。
 Drawingは2019年10月設立。全国で古民家再生プロジェクト「NIPPONIA」を展開する劾OTE九州(藤原岳史社長)と(一社)パレットの関連会社咳ALETTEが出資して設立している。NIPPONIAの古民家再生ホテルは全国では21例目、県内では初。
_くまもと経済 業界NAVI_:2021年1月29日発行 No.476

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