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15億円かけ菊池市七城町に消毒用アルコールの新工場・・・・リバテープ製薬

 医薬品製造販売のリバテープ製薬梶i熊本市北区植木町、星子邦久社長)は菊池市七城町に消毒用アルコールの新工場を建設する。投資額は約15億円。2022年1月に着工し、23年3月の稼働開始を目指す。
 新型コロナウイルス感染症の影響で需要が高まっている手指消毒用アルコールを増産し、安定供給を図るもの。場所は蘇崎工業団地内にある同社の第3工場A棟南側。名称は「第3工場B棟」。新工場は鉄骨平屋建て、床面積約4400u。既存工場からの配置換えなども含めて稼働開始時の従業員数は60人で、最終的には80人まで増員する予定。
 同社が製造する指定医薬部外品の手指消毒用アルコールは、昨年7月から一般消費者向けにネット通販を開始し、現在は本社工場内の生産ラインで消毒用アルコールを月産8トン製造している。新工場稼働開始後は現在の3倍の月産24トンを製造する計画。新型コロナのワクチン接種で需要の高まりを見込んでいる注射用絆創膏(ばんそうこう)なども、既存工場から新工場に設備を集約して製造する。新工場の設備は消毒用アルコールを2ライン、注射用絆創膏と大型絆創膏を各1ラインで製造する。新工場には技術開発部・直販課部門を本社から移設するほか、会議室、食堂、資材倉庫、完成品倉庫などを設け、資材倉庫には省スペースで格納効率が高い自動ラックシステムを導入する。
_くまもと経済 業界NAVI_:2021年8月30日発行 No.483

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