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人吉支店内に復興と地域活性化の拠点施設・・・・肥後銀行

 肥後銀行(熊本市中央区練兵町、笠原慶久頭取)は7月1日、人吉支店(人吉市九日町)1階の「賑わい創出スペース」内に令和2年7月豪雨からの復興および地域活性化の拠点として3施設を新設した。
 豪雨による浸水などの被害を受けた同支店は、ことし3月にリニューアルオープンし、1階に地域における交流の場として「賑わい創出スペース」を新設。今回同スペース内に人吉市から委託を受け、NPO法人人吉球磨陽だまりの会が運営する「九ちゃんクラブ」、人吉温泉観光協会運営の「人吉復興ビジターセンターCOCOKara(ここから)」、同行が県との共同出資で設立した観光戦略会社鰍ュまもとDMCの新たな営業拠点「くまもとDMC 人吉球磨」の3つを開設した。「九ちゃんクラブ」は地域の子育て支援や保護者交流の場を提供。「COCOKara」では復興の様子や人吉球磨の魅力、観光情報を発信。また「くまもとDMC人吉球磨」では地域づくりオフィスとして専任の担当者を配置し、行政や民間事業者との情報交換を通じて観光などに関する課題解決を提案する。
 同行は「人吉地域の復旧・復興を目指し、地域における積極的な課題解決への支援をしていきたい」と話している。

県教委と学校教育の環境づくりで連携

 肥後銀行(熊本市中央区練兵町、笠原慶久頭取)は7月9日、熊本県教育委員会と学校教育の環境づくりに関して連携協定を結んだ。
 子どもたちの教育環境づくりを推進するために、学校のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進に関して連携、協力し、業務の効率化による学校の働き方改革や保護者の利便性向上などに取り組むことが目的。協定では@業務の効率化A保護者の利便性向上B教職員のスキル向上Cその他、両者が協議し、必要と認めることの4つの項目について連携。今後は、学校徴収金などにおける納入手続きのオンライン化などで利便性向上に係る研究や学校給食費などの事務処理における標準化・効率化による教職員の働き方改革の研究などを進めていくという。また、連携協定により、教職員の業務効率化推進や専門性向上を通じ、教職員のワークライフバランスを実現しながら、子どもたちと向き合う時間を確保することで、効果的な教育活動の実現につなげていきたい考え。
 当日、熊本県庁で開いた締結式で古閑陽一教育長は「肥後銀行は働き方改革について組織づくりや人づくりで高い評価を得ている。DXにも積極的に取り組み経験も積まれており、業務効率化の推進に向けた効果が期待できる」、笠原頭取が「SDGsやDXの推進は当行と県にとっても持続可能な発展に向けた大きなキーワードで、子どもたちのための教育環境づくりに取り組むことはSDGsにもつながる。間接的ではあるが、サポートできることを光栄に思う」と話した。
_くまもと経済 業界NAVI_:2021年9月30日発行 No.484

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