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県内7店舗を移転統合・・・・肥後銀行

 肥後銀行(熊本市中央区練兵町、笠原慶久頭取)は2022年3月にかけ、県内7店舗を他店に移転統合する。
 2月7日に東町団地支店を健軍支店(熊本市東区新生2丁目)、2月21日に堀川支店を北熊本支店(同市中央区黒髪3丁目)、河内出張所を小島支店(同市西区小島6丁目)、3月7日に下南部支店を託麻支店(同市東区御領2丁目)、日奈久支店を八代駅前支店(八代市萩原町)、3月14日に飽田支店を力合近見支店(熊本市南区島町4丁目)、竜田支店を楠支店(同市北区楠7丁目)にそれぞれ移す。複数の店舗を一つの店舗内で営業する「店舗内店舗方式」で統合し、移転後も顧客における取引の店番や店名、口座番号に変更はなく、通帳や証書、キャッシュカードは引き続き利用できる。移転統合後、ATMは旧店舗跡地や近隣商業施設などに設置する。
 今回の移転統合は、21年4月にスタートした3カ年の中期経営計画に基づく店舗再編の一環。急速なデジタル化の進展など外部環境の大きな変化を背景に店舗の在り方やネットワークを見直し、顧客により高い付加価値の提供を目指す。同行によると大規模な店舗再編は初で、店名の公表は今回が3回目。  

菊池支店を北東側に新築移転

 肥後銀行(熊本市中央区練兵町、笠原慶久頭取)は菊池市隈府の菊池支店を現店舗の北東側に新築移転し、11月15日から営業を始めた。
 建物の老朽化に加え、顧客ニーズの変化に対応し店舗機能のデジタル化による利便性向上を目的に移転したもの。場所は通称栄町通り沿い。敷地面積は1244u、新店舗は鉄骨造り平屋建てで、店舗面積は536u。新店舗には、待ち時間短縮のために新窓口受付システムやセルフ入出金機を導入するほか、遠隔相談システムを活用し、信託・相続や事業承継といった専門性の高い分野について本部の専門スタッフと面談できるなどデジタル化を推進する。また、地域社会のにぎわい創出を目指し、建物内にヤマハ音楽教室を併設。銀行営業終了後の店内ロビーは、会合や学生の自主自習の場として地域住民に開放する。教育施設の併設は同行初という。移転後、旧店舗は地域の活性化に資する利用法を検討している。
 同行は「新店舗ではSDGsの観点から環境や安全に配慮した設計にするほか、店舗機能のデジタル化などお客さまに最適な金融サービスを提供していきたい。音楽や英語教育および近隣住民の方々に活用いただけるスペースの提供を通じ、少子高齢化などの課題を抱えている地域社会におけるにぎわい創出を目指す」と話している。
_くまもと経済 業界NAVI_:2021年12月30日発行 No.487

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