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コロナ対応医療従事者へ食品などを贈呈・・・・JA熊本経済連

 熊本県経済農業協同組合連合会(JA熊本経済連、熊本市中央区南千反畑町、丁道夫代表理事会長)は9月8日、県庁で「新型コロナウイルス感染症の医療従事者支援に係る応援品」を贈呈した。
 新型コロナウイルスの対応に取り組む県内の医療従事者に感謝と激励の気持ちを伝えるためで、当日は冷凍炒飯1千箱(1箱10パック入り)、ペットボトルのお茶1千箱(1箱500㎖24本入り)を贈呈した。
 JA熊本経済連の丁会長は「長期化する新型コロナウイルスとの闘いは、各方面に影響を与えている。特に医療現場では感染リスクを抱えながら日々、懸命な対応をされている。県民の命を守るため全力を尽くされている医療従事者の皆様に対し、感謝と敬意を表し、応援品を贈呈」とあいさつ。
 蒲島郁夫県知事は「県産の農畜産物を使用した応援品を贈呈していただき感謝。ご支援は最前線で闘う医療従事者の方々の励みになる。この逆境を乗り切るためには、全員一丸となり新型コロナウイルス対策に取り組んでいく」と謝辞を述べた。  

秋冬野菜・果実の販売目標は367億円に

 また同連合会は10月15日、同区上通町のホテル日航熊本で「令和3年産秋冬野菜・果実出荷大会」を開催した。
 生産者、JA、熊本県のほか全国の取引市場6社はリモートで参加し、約110人が出席した。令和3年産の生産出荷計画は作付面積2450f(前年比98%)、出荷計画7万9337d(同99%)となり、面積および出荷計画とも微減を見込んでいる。販売目標金額は野菜が262億円、果実105億円となっている。
 品目別にみるとトマト類は面積・出荷計画ともにわずかに減少、ナスは他品目からの転換により面積・出荷計画は微増となった。また、ブロッコリーは栽培戸数は増加したが、一部で大規模生産者の労働力不足から1戸当たりの面積が縮小した。近年、キャベツ、ゴボウが規模拡大や他品目からの転換により面積は増加傾向にある。
 イチゴは作付面積が167f(前年比98%)で高齢化による離農や面積の縮小により微減。品種構成は県育成品種「ゆうべに」が全体の50・6%を占め、昨年より微増傾向になっている。「恋みのり」は構成比が27・6%で面積が減少、その他「さがほのか」、「ひのしずく」も微減傾向。出荷は前年比4%増の7404dを計画している。
 瓜類はメロン類が作付面積99f(前年比100%)、一部でアールスメロンからアンデスメロンへ品目変更が見られるが、昨年並みの作付面積で出荷計画2075d(同101%)を見込んでいる。スイカ類は昨年が台風で被害を受け定植を控えられていたが、今年は平年通り作付されており、作付面積30f(同108%)、出荷は695d(同131%)を計画している。
 丁会長は「今年は変化に対応する新たな挑戦をサブテーマにしている。行政とも連携を深めるとともに、JAグループ熊本としてJA熊本果実連と一緒になり、ブランド力を発揮して野菜・果実の販売を強化し、安定供給に努めていく」とあいさつした。
_くまもと経済 業界NAVI_:2021年12月30日発行 No.487

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