求人倍率は１・３２倍で０・０２ポイント減・・・・１０月県内求人倍率

　熊本県内の１０月の有効求人倍率（季節調整値）は、１・３２倍（九州１・１３、全国１・１５）で、前月から０・０２ポイント減少した。九州では宮崎に次いで２番目。全体で１倍を超えたのは２０１４年７月以来８６カ月（８年２カ月）連続。正社員の有効求人倍率（原数値）は１・０８倍で、前年同月比０・１９ポイント増加した。熊本労働局まとめ。
　１０月の有効求人数（季節調整値）は、前月比２・３％減の３万６３８３人で、４カ月連続で減少。一方、有効求職者数（同）は前月比０・３％減の２万７６２５人で２カ月連続で減少した。
　新規求人数（原数値）は、前年同月比３・９％増の１万３９０３人で、８カ月連続で増加。うち一般フルタイム求人は同４％増の８９８２人で８カ月連続で増加し、一般パートタイム求人は同３・８％増の４９２１人で３カ月連続で増加した。
　主要産業別にみると、建設業（７・４％増）、製造業（３３％増）、宿泊業・飲食サービス業（０・１％増）、医療・福祉（２・１％増）と増加し、運輸業・郵便業（１１％減）、卸売業・小売業（７・６％減）、サービス業（他に分類されないもの）（１％減）で減少した。
　新規求職申込件数（原数値）は、前年同月比３％減の５５９１人で、２カ月ぶりの減少。うち一般フルタイムは同４・４％減の３５２１人で２カ月ぶりに減少、一般パートタイムは同０・６％減の２０７０人で４カ月ぶりに減少となった。
　新規常用求職者（パートを含む）を在職者・離職者の態様別にみると、前年同月比で、在職者は４・９％増の１４３１人で９カ月連続の増加、離職者は６％減の３６２６人で２カ月ぶりの減少、無業者は１・６％減の５０７人で２カ月ぶりに減少した。
　また離職者のうち、事業主都合離職者は２４・１％減の７５９人で前月と同水準、自己都合離職者は０・２％増の２６５８人で、３カ月連続で増加した。新規常用求職者（パートを含む）全体では、３％減の５５６４人で２カ月ぶりに減少した。
　安定所別の有効求人倍率順位（原数値）は�@上益城、球磨、水俣１・４９�C熊本１・４８�D阿蘇１・４３�E菊池１・３４�F宇城１・２９�G八代、玉名１・１６�I天草１・０５。
　九州・沖縄内の順位は、�@宮崎１・３６�A熊本１・３２�B鹿児島１・３１�C佐賀１・３�D大分１・１９�E長崎１・０９�F福岡１・０７�G沖縄０・７４。