１２月からワンステーションホテル熊本に名称変更・・・・ザ・ニューホテル熊本

　全国でホテル・結婚式場・レストランを運営するディライト�梶i奈良市、出口哲也社長）の子会社ANDO HOTEL KUMAMOTO�梶i熊本市西区春日１丁目、同社長）が運営するザ・ニューホテル熊本は客室・レストラン・宴会場などをリニューアルし、１２月１日、「ワンステーションホテル熊本」に名称を変更する。
　新名称は熊本駅隣接の立地を訴求し、熊本県の玄関口から新たな刺激や魅力を発信しながら熊本を象徴するホテルであり続けたいという思いを込めた。同ホテルは「ニューヨークのブティックホテル（スタイリッシュな都市型ホテル）」をコンセプトに、２０２０年４月に第１期工事として１階メインロビー、５階チャペル内観、９階客室をリニューアル。今回は第２期（最終）工事として２、３階の宴会場、チャペルガーデン、９階以外の全客室、１階メインダイニングをリニューアルする。宴会場とチャペルガーデンは工事を終え、９月初旬にリニューアルオープン。宴会場は９室あり、最大３００人収容できる主力のバンケットを中心に壁、床、照明などを大幅改装した。
　客室は７月から段階的に工事に着手しており、営業を続けながら来年４月中旬までにリニューアルを終える。オフィスフロアだった４階も客室に変更し、客室数を１２３室から１４６室に増室。４階と最上階の１１階は高級感のある和モダンテイストの客室で構成する「ラグジュアリーフロア」を新たに導入し、国内外の富裕層の取り込みを図る。４階にはワインやハイボールなどドリンクが飲み放題のサービス「フリーフロースペース」を設け、４階と１１階の宿泊客が利用できる。その他客室はグレーをベースに落ち着いた雰囲気の洋室にリニューアルする。宿泊料は１室２人利用の場合で１泊２万５７０円から。
　１階のレストラン「フォンタナ」は９月中旬着工。１１月末に完成し、１２月１日にリニューアルオープン予定。「クロスタイム　クロスビー」に名称を変更する。熊本駅ロータリー側にオープンテラス席を新設。これまでの朝・昼・夜のビュッフェ提供に加え、ランチタイム後のカフェメニューやディナー後のアラカルトメニューも開始する。また、シェフによるＢＢＱグリル料理などの新たな演出や、レストランウェディングの販売を強化し、新規顧客層の開拓を狙う。
　園田清秀総支配人は「中国・台湾・シンガポールを中心にインバウンドの宿泊利用は３５％程度で、名称変更と大幅リニューアルを機にさらなる国内外の需要を取り込みたい」と話している。