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池上町の固形燃料製造棟が稼働・・・・永野商店

 一般、産業廃棄物収集運搬などの渇i野商店(熊本市北区室園町、永野順也社長)が整備していた、同市西区池上町の固形燃料(RPF)製造棟・工場が完成し、7月2日から稼働を開始した。
 場所は同社西部事業所の西側隣接地。敷地面積1万1千u。鉄骨造り平屋建て、床面積約840u。廃棄物収集業務で集めたプラスチック類を木くずなど複数の廃棄物を混合して固形燃料を製造する施設で、工場内には破砕機や磁選機、定量供給機、成型機などを備えた。固形燃料製造の処理能力は1日32トンで、当面は月300〜400トンの製造を計画している。同施設で製造した固形燃料は製紙会社の王子マテリア梶i東京都)の大分工場に燃料として供給する。総事業費は約10億円。同社は2021年からバイオガス発電事業に参入。同地で約39億円かけてバイオガス発電施設を整備しており、食品や飲料廃棄物を原料としたメタン発酵バイオガス生成施設および燃焼・発電施設が25年8月に完成予定。ここで出た廃プラスチック容器類を、今回稼働を開始した固形燃料製造施設で利用する。
 永野社長は「これまで焼却処分されていた汚れ付きのプラスチック容器や食品残さ、排水などもリサイクルすることが可能となる。資源の100%リサイクルと資源循環に貢献したい」と話している。
_くまもと経済 業界NAVI_:2024年10月30日発行 No.521

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