ＲＫＫラジオ報道特別番組がギャラクシー賞で入賞・・・・熊本放送

　�褐F本放送（熊本市中央区山崎町、坂口洋一朗社長、略称＝ＲＫＫ）は７月１７日、同社が制作したＲＫＫラジオ報道特別番組「真実を求めて〜免田事件が問い続けるもの〜」が第６１回ギャラクシー賞ラジオ部門で選奨を受賞したと発表した。
　同賞は、ＮＰＯ法人放送批評懇談会が日本の放送文化の質的な向上を目的として、優秀番組・個人・団体を顕彰する賞。受賞した番組は、免田事件の再審無罪判決から４０年を機に、事件を振り返り、なぜ「冤罪」が引き起こされたのか、免田さんが３４年以上も獄中でどう闘い、無実を勝ち取っていったのか、などを当時取材した元記者たちへのインタビューを中心に制作。えん罪事件や再審公判が開かれている事件もある中、免田事件の教訓は生かされているのかを問いかけた番組となった。
　受賞理由では「『免田事件』を再審無罪判決前後から取材してきたＲＫＫが、免田栄さんの手紙や事件の裁判記録などを検証。後世に伝える資料集を刊行したフリージャーナリストたちの姿を通し、事件が問い続ける課題を再考した。インタビューや補足説明を織り交ぜた丁寧な表現や構成は、事件を知らない世代にも伝わる内容。今後、免田事件を知る際の資料的価値を持つ作品」と評価された。