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九電などと共同開発の大型物流センターが完成・・・・大福物流

 運輸・倉庫業の椛蝠泄ィ流(甲佐町白旗、木村嘉宏社長)が、福岡県糟屋郡粕屋町江辻で世界大手の不動産投資会社、ラサール不動産投資顧問梶i本社=アメリカ・シカゴ、日本法人=東京都)、九州電力梶i福岡市)、九電不動産梶i同市)と共同で開発していた大型物流センターが8月30日に完成した。総事業費は非公表だが、事業規模や投資額含めて九州最大級の物流施設になるという。
 場所は福岡インターから車で西側に5分地点。ラサール社、九州電力、九電不動産の3社が共同出資で設立した福岡プロパティー特定目的会社が、福岡市中心部をはじめ九州全域、中国地方への配送拠点として建設した。1棟の倉庫を複数のテナントで共有するマルチテナント型物流施設で、名称は「ロジポート福岡粕屋」。敷地面積は8万1664u、建物は鉄骨一部鉄骨鉄筋コンクリート造り3階建てで、延べ床面積9万1878u。大福物流は1階を賃借し、常温温度帯で運営する。名称は「ロジポート福岡粕屋営業所」。フロア面積2万7千uのうち約2万2100uを物流関連企業3社に転貸借し、9月から各社が自社の配送拠点として入居を開始。今後大福物流では3社との共同配送を視野に入れ、新規顧客の開拓を目指す。残る約5千uは大福物流が自社で活用。福岡県内における既存顧客への物流拠点として食品物流を中心に25年春の稼働を見込む。トラックは10台、スタッフは地元での新規雇用や同県内にある同社営業所6カ所からの異動合わせ40人程度を確保する計画。2〜3階のテナントは入居に向け各事業者と交渉中という。
 「ロジポート福岡粕屋」は2〜3階に直接車両の乗り入れができる傾斜路を採用したほか、約2千uから分割利用が可能な汎用性の高い仕様にした点が特徴。建物内には休憩室や売店、シャワー室、コインランドリーを設置し社員の働きやすい環境を整備したほか、防災や環境対策にも配慮した。
 大福物流は「開発地は高速へのアクセスが良いほか、博多港・博多駅・福岡空港にも近く、陸海空の物流拠点としては最良の立地。センター稼働を機に弊社主力の食品に加え、非食品の物流も手掛けていきたいと考えており、事業の重点エリアと位置付ける福岡県内でのシェアをさらに伸ばしていく」と話している。
 大福物流は1990年設立。九州一円に営業拠点があり、24年4月期のグループ売上高は83億7800万円、25年4月期は85億円を見込む。グループ従業員はパート、派遣社員合わせ約1400人。
_くまもと経済 業界NAVI_:2024年12月28日発行 No.523

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