グッドデザイン賞に２作品が受賞・・・・新産住拓

　住宅メーカーの新産住拓�梶i熊本市南区近見８丁目、小山英文社長）は、２０２４年度のグッドデザイン賞（公益財団法人日本デザイン振興会主催）に「くまもとの佳景創造住宅」、「こけこんね」の２作品が受賞した。
　同社では２０１０年度から通算２２作品が受賞。毎年若手社員主体のプロジェクトメンバーで挑戦している。「くまもとの佳景創造住宅」は、ＫＫＴ合志総合住宅展示場（合志市竹迫）のモデルハウス。「佳景（カケイ）」（良い景色・眺め）が豊かな土地での住まいづくりを追求し、地域の木材による住まいづくりと、中２階のほどよい高さを生かした立体的大空間で室内外の心地よい視線の距離感を生み出した。審査では「地域の景観を味わうと同時に維持・強化する作品」として高く評価された。「こけこんね」は、熊本市に建てられた個人住宅。住宅内に地域の人々が集う空間を用意し、災害時には小規模な共同避難空間として機能できるなど「日常の寄り集う暮らしの楽しみがそのまま災害対応力のアップにつながる優れた提案」として評価された。
　１０月１６日に合志市のＫＫＴ合志総合住宅展示場で開いた受賞報告会で、小山社長は「グッドデザイン賞に毎年挑戦することが若手の育成にもつながっている。今後も熊本の木にこだわり、より良い暮らしの提案とデザインの向上に努め、お客様の住まいづくりに真摯に取り組んでいきたい」と語った。