半導体教育の充実へ東海大学と連携.・・・・開新学園

　開新高校、熊本工業専門学校を運営する㈻開新学園（熊本市中央区大江６丁目、甲斐達也理事長）は１０月４日、東海大学（木之内均熊本キャンパス長）と半導体人材および工業系ハイレベル人材の育成に向けた高大等連携協定を結んだ。
　開新高校の「半導体情報コース」と熊本工業専門学校の「半導体工学科」の来春開設を受け、高大等連携による半導体教育の体制構築を図る狙い。連携する項目は�@半導体教育課程に関する指導や助言�A課題研究や探究活動に対する支援�B東海大学が実施する講義やコンテストなどへの開新高校の生徒、熊本工業専門学校の学生の参加�C半導体教育の課題および工業系ハイレベル人材の育成に関する情報交換、研究の連携など。
　当日の協定書締結式で甲斐理事長は「本学園は１２０年以上ある歴史の中で社会に必要とされる工業系人材の輩出に注力してきた。次代を担う半導体教育を強力に推し進め、東海大学と共に半導体人材の育成に寄与していく」と述べ、木之内熊本キャンパス長は「ＴＳＭＣ進出に伴い、技術者が毎年千人不足すると言われている中、地域に根付いて人材を輩出するのは重要なこと。連携を通じて人材育成に寄与すると共に、開新学園の生徒や学生の皆さんに興味を持ってもらい、進学を目指すきっかけにもつなげたい」と話した。