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益城町に物販店舗などを兼ねた新施設が完成・・・・マスナガ

 機械工具・器具卸販売の潟}スナガ(熊本市南区江越2丁目、森弘国社長)が益城町広崎に建設していた物販店舗や部品加工場などを兼ねた新施設が、1月10日に完成した。3月中旬から4月初旬ごろの本格稼働に合わせ本社を移転する計画。
 新たな事業展開を視野に新施設を建設。社屋が手狭になったためで、社員の福利厚生の充実も図る。総事業費は約4億2千万円。場所は県道36号熊本益城大津線・通称第二空港線沿いにあるショッピングモールさくらの森の約200m南東側。施設名は「マスナガキカイ研究所」。敷地面積は1506u、建築面積626u、木造2階建て。延べ床面積は932uで、旧社屋の約2・6倍になる。
 1階には、ねじなどのファスニングや機械部品などを会員向けに24時間販売するプロショップを配置。旋盤やフライス盤、溶接機などの金属加工機のほか、最先端の3D造型プリンターなどを備えたfab(ワーキングスペース)も設け、一般の来店者も利用できる。2階は事務所で、会議室は会員向けにも貸し出す予定。外壁にはガルバリウム鋼板を施工。薄いグレーの色調の外観にし、北側の屋根にはねじが刺さったようなイメージの看板を設置。駐車場は来客用に約15台、社員用に20台のスペースを確保。本社移転後、現本社屋はサテライトオフィスと位置付け、ファスニングなどを販売する無人店舗にする予定。
 森社長は「新施設は、当社のお取引先さま以外の一般の人や学生さんなども含め、多くの作り手が集まる場所にしたい。業界の内外を問わずいろいろな方に気軽に利用してほしい」と話している。
 同社は1949年に創業し、75年8月に設立。資本金は1200万円。機械工具やファスニングをはじめ、半導体関連部品や自動装置関連部品の販売などを手掛けている。2024年6月期の売上高は7億5千万円、経常利益は3600万円。10月現在の従業員は21人。
_くまもと経済 業界NAVI_:2025年1月30日発行 No.524

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