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電動スクールバス実証事業で環境大臣表彰・・・・熊本大学

 熊本大学(熊本市中央区黒髪、小川久雄学長)は11月13日、同大が取り組む電動スクールバス実証事業が今年度の気候変動アクション環境大臣表彰を受賞したと発表した。
 大学院先端科学研究部の松田俊郎特任准教授らが進めているもので、特に著しい功績を賞する「気候変動アクション大賞」にも選ばれた。同大のほか、県と球磨村が共同で受賞した。受賞活動名は「全国初の電動スクールバスの実証による地域の脱炭素化、強靭化の取り組み」。
 同事業は、脱炭素化、エネルギー地産地消、強靭化、過疎地交通などの地域課題の解決に加え、導入が遅れている電動マイクロバスの普及を目的に、同大が環境省事業を受託し、2021年度から23年度にかけて球磨村で実施した全国初のプロジェクト。日中の電力を充電して走行し、夜間に地域に電力を供給、災害発生時に地域の非常電源となる機能を開発。2年間で1・4万qに及ぶ実証試験を行い、スクールバスとしての実用性と効果を確認するとともに、電動スクールバス・マイクロバスの社会実装の可能性を明らかにした。
 同賞は、温室効果ガスの排出抑制対策など気候変動の緩和や適応に関し顕著な功績のあった個人または団体を環境大臣が表彰するもので、今年度28件が受賞。そのうち「気候変動アクション大賞」に7件が選定された。12月2日に東京都の浜離宮朝日ホールで表彰式がある。
_くまもと経済 業界NAVI_:2025年1月30日発行 No.524

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