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御船町に物流倉庫2棟を新設へ・・・・日本通運

 物流国内最大手の日本通運梶i東京都、竹添進二郎社長)は御船町木倉に物流倉庫2棟を新設、2025年2月初旬から稼働を始めた。24年11月29日に熊本県庁で県および御船町と立地協定に調印した。
 TSMCの菊陽町進出に伴い、半導体関連の物流需要増を見込んだ。場所は国道443号沿い、「コメリハード&グリーン御船店」東側。不動産業の距ム商店(久留米市)と関連会社の蒲ム倉庫(同市)が同地に建設している倉庫5棟のうち2棟を賃借。総投資額は5千万円。1万7330uの敷地に常温および定温倉庫2棟を開設した。建物はともに2階建てで、延べ床面積は約1万9550u。半導体関連企業のニーズに対応し、20〜25度設定の空調機能や耐荷重2トンの機能を有するほか、全天候に対応できるピロティ式の接車バースや太陽光発電パネルも設けた。
 日本通運は半導体関連産業の集積による物流需要増を受け、益城町に物流倉庫「熊本ロジスティクスセンター」を開設、24年4月に稼働を始めた。御船町の倉庫はTSMCの熊本第2工場建設などで海外から半導体製造装置や部品などの輸送がさらに増えると見込み、建設を決めたもの。TSMC工場と装置などを受け入れる熊本空港・八代港との結節点と位置付ける。同所では九州の中央に位置していることや近隣に高速インターがある交通利便性を踏まえ、九州全域への物流拠点として半導体以外も取り扱うという。
 調印式の席上、日本通運の坂田道治執行役員福岡支店長が「新設する倉庫は九州一円への輸送に対応できるため、物流業界における2024年問題の解決の一助になればと思う。今後も半導体関連産業への取り組みを強化していきたい」とあいさつした。
_くまもと経済 業界NAVI_:2025年3月3日発行 No.525

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