菊池市旭志に配電盤工場を建設・・・・台湾系のＪＵｃａｎ

　台湾系の半導体生産設備の電気系統の工程設計、施工、保守のＪＵｃａｎ�梶iジェイユーキャン、合志市豊岡、張智凱社長）は昨年１２月４日、菊池市旭志で配電盤工場兼倉庫・事務所の着工式を開いた。２０２５年９月の完成・稼働を目指す。総工費は約７億円。
　同社は台湾積体電路製造（ＴＳＭＣ）の菊陽町進出をきっかけに２０２３年２月に設立、半導体関連の設備投資が活発な日本市場の開拓を目指している。２４年１２月期の売上高は約５億３千万円（１月〜１１月末）。建設場所は、国道３２５号沿いのジョイフル熊本旭志店から東側へ約３００ｍの特別養護老人ホームあさひが丘荘筋向かい側。敷地面積４４７３�uに、延べ床面積２０４７�uの鉄骨２階建て工場兼倉庫・事務所を建設する。工場には配電盤の生産ラインを新設する。現在の従業員は２０人程度だが、今後の人員増を見越して６０人収容の事務所スペースをレイアウトする。売上高も数年後には２０億円を目指している。
　着工式には台湾企業や工事関係者ら約７０人が参加。ＪＵｃａｎの張社長は「日本でのマーケティング展開の拠点と位置付けている。熊本だけにとどまらず、北海道、東北、広島など全国へ展開していきたい」と話している。