カンボジアとの友好関係促進へＮＰＯ法人・・・・東海大湘南キャンパスの新田准教授ら

　東海大学湘南キャンパス教育開発研究センター（神奈川県）の新田時也准教授は２０２４年１１月１日、熊本市に「ＮＰＯ法人日カンボジア友好関係を促進する会」を設立した。
　新田氏が会長を務める日本ゆたかなまちづくり研究会が２３年１１月に熊本市内で開いた講演会で、熊本国際センターの谷川政敏理事長が日本とカンボジアの友好７０周年を機にカンボジア支援の大切さを提唱。これを発端としてカンボジアへの支援や両国の友好関係促進に資する活動基盤を構築し広げようと、趣旨に賛同する県内在住者ら１０人で組織化した。理事長に新田氏、副理事長には肥後本妙寺の池上正示住職、広島文教大学の嘉島叶人准教授が就いた。事務局は同市中央区国府２丁目に置く。同会では日本とカンボジア間における教育や観光、歴史文化に関する交流事業を実施。現在カンボジアの学生向けにオンラインで日本語の授業を行っている。
　新田時也（にった・ときや）理事長は広島市出身、１９６４年１月３１日生まれ、６１歳。東京学芸大学卒。静岡大学創造科学技術大学院自然科学系教育部博士課程修了。専門分野は観光経済学。２０１３年〜２０年まで東海大学熊本キャンパスに在籍し、現代教養センター准教授などを務めた。
　新田理事長は「熊本の城下町文化とカンボジアの仏教文化などの交流を通じ、両国の友好関係促進に貢献していきたい」と話している。