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谷尾崎町にバイオガス発電施設を建設・・・・永野商店

 一般、産業廃棄物収集運搬などの渇i野商店(熊本市北区室園町、永野順也社長)は、同市西区谷尾崎町の西部事業所西側隣接地でバイオガス発電施設を建設している。完成は8月。
 2019年に褐F本清掃社の事業を継承し、たい肥化事業を基盤とする新たなリサイクル事業として整備するもので、収集した食品や飲料廃棄物を主原料にメタン発酵バイオガスを生成して燃焼、発電する。21年12月に西松建設梶i東京都)と同事業を担うエヌエナジー鰍設立。約1万1千uの敷地を確保し、バイオガス発電施設や管理棟を建設している。発電施設は、付帯設備も合わせて約800u。処理能力は食品残さや、廃酸、汚泥など1日120トンで、発電出力は1時間当たり最大644kW。九州電力に売電する。
 また、敷地内には固形燃料(RPF)製造棟・工場が昨年7月に完成しており、バイオガス発電の過程で出た不要なプラスチック類を使い、RPFを成型。連携する製紙工場に提供して製紙製品の燃料として使用される。一連の総事業費は39億円。
 永野社長は「通常、食品などの汚れ付きのプラスチックは焼却処理されることが多いが、ここでは食品、飲料廃棄物をトレーや弁当の容器ごと回収できる。バイオガス発電とRPF事業の両輪で、スローガンである資源の100%再利用を目指す」と話している。
_くまもと経済 業界NAVI_:2025年4月28日発行 No.527

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